2018年5月4日金曜日

新津鉄道資料館保存車両見学

5月3日 新津鉄道資料館の200系とC5719 車内公開を行っているので出かけてみた。
200系K47編成(221-1510)の先頭車両 200系が上越新幹線から引退したのは2013年3月16日のダイヤ改正である。車内は更新がされていて2007年に引退した国鉄色F19編成の後任としてイベント運用などでも活躍していた。
2013年5月26日から27日に新津鉄道資料館に移送されて6月22日より一般公開された。実車展示のなかった新津鉄道資料館の保存車両となった。
雨で肌寒い日であるがそこそこ見学者があった。
ここは資料館の本館から直接入れる。
115系N15編成クモハ115-1061 1978年にそれまで一般輸送の主力であった70系電車を置き換えるために導入された。
近郊型電車115系の車内。ちょうど居合わせた子連れの女性たちが通学で使っていたころを思い出して懐かしんでいた。
クモハ115-1061は1978年11月に東急車両で造られ国鉄の長岡運転所配置、1999年12月に新潟市の上沼垂運転区2004年4月に組織改正で新潟車両センター所属、2017年に廃車となっている。1998年5月に酒田運輸区で車内を改造していてバケット式の座席となっているまた荷物棚も網型からパイプになっているのが特徴。

さてことしは3月のダイヤ改正で70系電車を置き換えた新潟生え抜きの115系がすべて引退した。40年の歴史に幕が下りたということだ。いま最後の活躍をしている115系は2013年以降に新潟に転入してきた長野支社のものである。
二階建て新幹線P1編成 E444-1 MAX「とき」
2017年に廃車新潟の新幹線車両基地より転入。二階がグリーン席で1回は普通席。
グリーン車の座り心地を味わえる貴重な1両。(鉄道使用館内には181系「とき」や165系「佐渡」などで使っていたと思われるグリーン車のリクライニング座席が保存されているが座ることはできません)
二階部分のリクライニング座席。ゆったり過ごせる。
デッキ寄りの車両。足載せ台がある。テーブルも大きめ。
MAXの二階席は普通車も含めて眺めがよいことで人気が高い。なくなる前に一度現役の二階建てグリーン席を味わっておきたい。
1回の普通席。リクライニング座席である。MAXといえば1~3号車の6人掛け転換式座席も忘れてはならない。通勤仕様の新幹線として開発されたので。6人掛け席も混雑していなければそこそこ快適である。
救護室・・・急病の旅客が一時過ごす場所だったようだ。通常は公開されていないみたい。
クハ481-1508 人気の高い国鉄色485系特急型。最近国鉄色の特急型はすべて引退したようだ。
クハ481-1508の車内  在来線の特急として晩年は「いなほ」「北越」快速「くびき野」快速「ムーンライトえちご」などで活躍し2015年に引退。
座席間隔が910㎜で足元にヒーターがある関係で窮屈である。しかし昔は文句も言わないで乗っていた。そんな時代が懐かしい。

ざっくりと車内見学を済ませた。
ほか本館では「蔵出しパネル展示」や鉄道模型の運転そして鉄道友の会コーナーの写真が上越線になっていました。懐かしい70系電車やEF58旅客用機関車、181系特急「とき」などの雄姿が多数ありました。

保存車両の車内で往年の姿を思い起こすのも楽しい。新潟県内ではほかに五泉や加茂で蒲原鉄道の車両、新潟市南区で新潟交通の車両、上越市のくびき野レールパークで頸城鉄道、糸魚川でキハ52の車内を楽しむことができるが常時公開されていないものが多いので公開日に合わせて参加する必要がある。加茂市の蒲原鉄道車両は改修工事が行われているので入れないものもある。新潟交通と頸城鉄道も通常は公開されていない。