2016年1月23日土曜日

寝台特急「出羽」と急行「ゆけむり」「草津」


1985年1月3日 上野にて。  169系と並ぶ寝台特急「出羽」1982年11月15日より運転開始。
愛称の「出羽」は上野~福島~山形~酒田を走る気動車急行からの転用で上越線、羽越本線を経由して運転されていた急行「鳥海」の後任。急行「鳥海」は旧型客車編成で寝台車が10系座席車が43系という編成で座席は冷房無というありさまだった。1982年ダイヤ改正で寝台特急に格上げられのちに2段式寝台に更新された。座席はなくなったが多客期は臨時急行「天の川」を上野~酒田間に運転して処置をしていた。

特急型客車の転用は14系の「きたぐに」「能登」「妙高」などは寝台+座席の急行のまま据え置かれたが「鳥海」は寝台特急に格上げということとなった。しかし客足は伸びず1993年には列車そのものが廃止に追い込まれた。(1990年9月に山形新幹線工事に関連して寝台特急「あけぼの」を上越線・羽越本線経由に変更して列車名「鳥海」として運転したが輸送力過剰になったことも原因)



1985年3月改正よりヘッドマークの取り付けが行われるがこの撮影時点ではまだなかった。
撮影もほとんどしていないので筆者にとってまったく印象のない列車ではある。
それ以前の急行「鳥海」には多数お世話になったのであるが・・・・・・

牽引機関車EF641010は高崎第二機関区の所属、となりの165系は新前橋電車区所属で急行「草津」「ゆけむり1号」である。

寝台特急「出羽」 上り2002レは秋田20時発上野6時8分着で18番線、「草津」「ゆけむり1号」は 7時4分発。 こちらは籠原5時7分発上野6時18分着の普通822Mが前運用である。
普通列車822Mはグリーン車開放で「草津」「ゆけむり」1号はグリーン車営業である。

この165系たちも1985年2月26日でグリーン車が不連結さらにダイヤ改正で列車そのもの185系の新特急「たにがわ」「草津」に変わる。185系は新幹線リレー号の転用であった。

東北・上越新幹線開業前のひとこま