2016年11月26日 新潟市秋葉区の書店にて購入。 1972年(昭和47年)10月14日に発行。
日本国有鉄道が刊行元。発売は交通協力社。
カバーは表がC6245で裏はC622で見開きには日本国有鉄道路線図その生い立ち一覧が。
最後の方には電化区間と複線区間が記載されている。
創業100年を迎えた国鉄の文面が当時の国鉄総裁 磯崎叡により記載
その後、第1章創業時代、第2章幹線伸長時代、第3章鉄道院時代、第4章興隆期の国鉄、
第5章戦時・戦後の国鉄、第6章創業100年を迎えた国鉄
総ページ数は450ページの大作である。
この写真集は日本国有鉄道百年史(19巻)の一部であり写真によって解説が創業時代から100年の節目までの時代までされている。
一例として創業時代では「蒸気車の渡来」つまり 鎖国時代の日本に鉄道が伝わった由来、
さらに創業時代になり 新橋~横浜間開業、京都~神戸間開業、そして釜石鉄道、
北海道開拓鉄道、中山道幹線鉄道、東海道線全通が記載されている。
(明治の富国強兵、殖産興業の時代)
資金不足で官営では建設できなかった日本鉄道や山陽鉄道などのちに幹線として国鉄の一部に加わる私設鉄道の写真も多数ある。
さて本書籍との馴れ初めは1982年新潟県立図書館でのことだった。それ以来の再会ということになる。県立図書館は当時はまだ新潟交通電車線の白山前駅の近くにあった。 そこの2階に交通関係の書籍の場所がありそこにこの写真集があった。
写真は記録写真が中心であるが一部風景を行く列車のものがある。415ページに電化前の羽越本線仁賀保付近を走る気動車特急キハ82系の白鳥が日本海を背に走る姿が印象に残っていたが再び見ることができることとなった・・・・
創業時代から幹線伸長時代、戦前の全盛時代、戦中、戦後復興、戦後全盛時代・・・
体系的にまとまった資料を保有していなかったのでいい買い物となった。
できれば国有鉄道百年史がほしいところであるが・・・・
こちらは1997年に復刻版が31万円で出たがそれも見当たらないようである