2018年8月13日 高崎 D51498 「SLみなかみ」号牽引機。すでに多くの老若男女が撮影を楽しんでいた。
モノクロームで1カット。都会の蒸気機関車!
国鉄時代上越線の後閑駅に保存されていたD51498が本線上に復活したのが1988年12月今年は復活して30年の節目の年となる。上越線を中心に走るがJR東日本管内各地を出張することも多い。磐越西線でも何回か走っている。春先の白新線~羽越本線の「SLひな街道」や磐越西線の「ばんえつ物語」にも歴史を残している。
機関車の区名札をアレンジした自動販売機。高崎管内では蒸気機関車をイメージさせるオブジェが多数ある。一部の駅の待合室が旧型客車風だったり駅名標も動輪が描かれていたり・・・
駅構内の様子・・・操車掛と女性客
高崎駅に入線の12系 かつて国鉄時代は各地に見られた客車である。オリジナルの「青い12系」も高崎のものだけになってしまったが・・・
臨時急行列車でお世話になった。1980年代の青森~大阪間急行「きたぐに 」上越線の臨時急行「鳥海52号」「佐渡57号」北陸本線臨時「加賀」山陰本線夜行「山陰」紀勢本線夜行、東海道~中央西線「ちくま」伯備線の臨時快速、山陰本線臨時夜行、鹿児島本線の急行「かいもん」などなど・・・
発電用のディーゼルエンジンの音が構内に響くがかつて臨時夜行列車に乗る前の緊張感を伴った旅情を思い出した・・・
12系SLみなかみの行先標 国鉄時代は東日本用(東北、関東、中部)と西日本用(関西、中国、九州)があった。国鉄が分割民営化後はさらに細かくなったようだ。この編成のものは・・・他線区出張時は臨時という表示で対応することが多いかもしれないが。
車内は原型で国鉄急行型そのままである。ばんえつ物語12系の魔改造と比べれば極めて硬派に感じる。
入れ替えのDE10高崎車両センターの所属。高崎も今や蒸気(D51、C61)電気(EF60、EF64、EF65)、ディーゼル(DD51、DE10)電車(211系など)気動車(キハ110など)
客車(12系、旧型)と各種すべての種別が配置される一大拠点となった。
左手のホーム(旧1番線)に入ることができればすっきりした編成が狙えるが既に使われていなくてはいることはできない。
高崎駅1番線 近代遺産・・・世界遺産の富岡製糸場のほか碓氷峠のレンガの橋、温泉は草津、水上など SL=蒸気機関車は「SL水上号」「SL碓井号」となる。
9時56分水上に向けて発車。煙がきれいに上に向かって吐き出された。多くの人々が手を振り見送った。
感じる、伝わる、蒸気、SL 黒を基調としたオブジェ。
高崎駅構内での蒸気機関車の写真も展示・・・蒸気機関車そのものの魅力を伝える。
新潟がゆるキャラの「オコジロウ」「オコミ」に代表されるファミリー層向けのイメージなのに対し高崎は蒸気機関車の凄みで迫るハード路線、硬派路線 が特徴となっている。
もちろんSL列車はどちらもファミリー層の利用が多そうだが・・・
高崎駅構内では旧型客車も・・隣接する高崎車両センター(国鉄時代の客貨車区)にて。
老舗のSL「水上」「碓井」は原型12系と旧型客車が主流。良き時代の「汽車旅」を楽しむことができる。