2019年6月15日土曜日

月潟保存車

2019年6月14日 月潟にて キ116 塗装がされたようできれい。なんと「秋」の文字が。沖田祐作著機関車表で調べると以下の履歴が・・・

 キ116 国鉄大宮工場= 1932-00-00 J 31.1t2-2(1067)
車歴;1932-00-00製造→納入;国鉄;キ116→配置;?→1936-09-02現在;新庄検車区→
1939-03-01現在;新庄→廃車→1968-03-12譲渡;新潟交通(新潟県);キ116→
1999-04-00保存;新潟県月潟村「新潟交通旧月潟駅」;キ116

奥羽本線にて除雪の任に当たっていたようだ。もう80年近い車体・・・・
反対側は まだ塗装がされていなかった 新潟交通時代の表記も消えかかって痛々しい。
この地にやってきて20年風雪にむしばまれてしまったが保存会の方々の不断の努力で少しづつ美しさを回復しつつある。

この黒い除雪車・・・たった一度だけ動いているのを見たことがある。
1976年の2月頃弥彦線でDE10が押していた。豪雪地帯の新潟県では多数DD15,DE15,DD14など除籍専用機が多数配置されていたが雪の少ない弥彦線などでは廃車直前のキ100型を用いていたのかもしれない。
その年の夏には新津機関区の留置線に置いてあった・・・

そのころ撮影機材を持っておらず鉄道にはあまり関心が無くぼんやり見ただけで終わったが・・・・

 モワ51 こちら側にも「荷物」の文字が復活していた。
平成3年(1991年)秋ごろ東関屋に停車していた本形式を見ていると「荷物」の表記があったがその後消されていた。事業用でごくまれに除雪で動くだけで荷物は宅配便の取次になってたようだ。白根駅にヤマト運輸の「宅急便」の看板があったのを記憶している。
復元された荷物扉と荷物の表示  
モワ51は電動貨車に分類されるようだが小口の「荷物」にも活躍していたのかもしれない。
荷物輸送は国鉄時代末期昭和61年(1986年)に廃止され新聞輸送や新幹線を用いたレールゴーサービスが残る程度だったが近時運送業の人手不足等で見直されつつあり「貨客混載」が話題になっている。
先日上越新幹線で佐渡の南蛮エビを輸送する実験が行われている。

一旦は途絶えた荷物輸送(ここでは旅客車を用いた物品輸送)が復活する時が来るのか興味深い・・・