1982年12月31日 下津井電鉄児島付近 モハ1001型
バッファ付きだが連結器そのものは自連に見えた。
かつては茶屋町と下津井を結んでいた軽便鉄道の下津井電鉄だったが1972年に路線を縮小し児島~下津井までの区間となった。
したがって宇野線の電車で茶屋町へそこからバスで児島へ。帰りは児島から茶屋町へのバスがないため岡山駅行きに乗り高額な運転を払ったのもいい思い出である。
温暖な血を走る小さな電車。琴海駅からは瀬戸内海が鮮やかに見えた。また終点の下津井では古びた車庫に軽便の全盛期があったことを感じた。
1988年に瀬戸大橋線が開通それにより観光鉄道への脱皮をもくろんだが利用者は減少し1990年12月31日限りで鉄道営業は廃止された。
訪れたときはそんことは頭の片隅になく単に珍しい鉄道に乗れた喜びや達成感に浸っていた。