2022年7月24日日曜日

最期の国鉄型


 2022年7月17日 C57180 「ばんえつ物語」

13時35分新津からの8226レばんえつ物語が到着。13時を過ぎたあたりから構内がざわついていたがほとんどが「ばんえつ物語」目当ての方々。多くは家族連れで会った。

会津若松駅に到着するこの列車が唯一の機関車牽引列車。2番線に到着。出迎えのスタッフに見守られて多くの乗客が降りてきた。中線には「喜多方レトロ満喫号」のキハ110系が待機していたのでそれらを絡めて見聞する方々も多かった。

この日スタッフの出迎えを受けていたのは「風っこ」キハ48トロッコ、キハ110系の「喜多方レトロ満喫号」そして「ばんえつ物語」の3本だった。C57180牽引の客車列車である「ばんえつ物語」は今となっては最後の国鉄型であり特に人気が高いと言える。

40年前の磐越西線はキハ40やキハ58、DD51ディーゼル機関車やED77電気機関車の牽引する客車列車、485系特急「あいづ」、455系急行「ばんだい 」があった。それらは現在みられなくなり気動車はキハE120、GV-E400系、電車はE721系に統合された。特急の運転もなくなり普段は地味なローカル線となった。非降雪期の週末運転のC57180牽引の「ばんえつ物語」が国鉄時代の面影を残している。

2番線に到着した「ばんえつ物語」はC57180が推進運転で郡山方向に引き上げ、只見線乗場5番線のすぐ脇の線路を通り一旦停止して「ばんえつ物語」編成を切り離し、会津坂下方向にC57180のみが引き上げていった。その後は会津若松運輸区に入区して方向転換と仕業検査をおこなって15時27分発までの時間短い休息となる。