1999年8月 スハフ422234車内
室内の化粧板化、床のリノリューム化、座席は枠の部分を塗装、白熱灯を蛍光灯に交換して、扇風機を取り付け。これが近代化工事の大まかとされる。一部は窓枠をアルミサッシに交換し10系客車や153系電車なみの室内に改められることになった。急行列車用にふさわしい設備とされた。今では郷愁をそそるであろう車内も当時は前時代的であり急行料金が必要な列車の水準に整備する必要があった。
スハ43系の近代化改造工事が開始されたのは1963年から1966年、オハ35系は1964年から1966年とされる。
1964年の「車両塗色車両標記方式規定」が改正され近代化改造工事が終わった車両はブドウ色から青に車体塗装が変更されている
スハフ422234は国鉄末期にJR東日本に引き継がれ高崎運転所に配置、イベント用に用いられることになった。その際に青をブドウ色に変更して使用されている。現在は再び青い車体になっている。