2024年1月25日木曜日

EH200-4 中央線西八王子

2024年1月20日  EH200-4  上り貨物石油返空 西八王子
E233系 高尾行き 特快

 高尾行き特快 右手は高尾山 

「むさしの号」 を降りてバスで近隣の大規模団地へ。親戚が住むところである。叔父と叔母が住んでいたが叔父は6年前に亡くなりもう7回忌となってしまった。法要はもう終わったが、しばらくここも訪れていないので線香を上げにやってきた。

西八王子の駅前は多数の店舗があり一部がシャッターを降ろしているがほぼ営業中であった。都会のはずれの光景で朝は相当混雑すると言っていた。バスは10人程度乗車、郊外に向かうにつれ乗客は減少した。大きな高層住宅が多数並ぶ台地に出ると目的地である。バスを降りて親戚の住む高層住宅へ。バスの降り口を取り違えたためか変なところで出迎えの叔母に合うことになった・・・

今はない叔父に線香をあげお茶を飲みながら久しぶりに近況などを懇談する。

叔母はミニマニストではないが不要なものは持たないのか室内は家具も少なく、まるでモデルルームのようにしていた。このあたり性格なのかもしれない。ものに囲まれるのがいいのか最小限がいいのか人それぞれの判断かも知れない。

清掃が整った室内から小雨が降る団地が望めた。日中は静かで人の声も聞こえない。引っ越してきた50年前は何もない田舎だったが急激に建物が増えたと言っていた。叔父はここから都心へ2時間かけて通勤をしていた。本当は都心に近いところを希望したがかなわなかったとの事だった。

70歳台になった叔母は日中は散歩をしたりプールに行って体を鍛えているという。公共交通も格安に利用できありがたいとか。買い物場所も多く不自由はないとの事だった。従兄弟も時折夕食を食べに来ると言っていたが休みが週末だけとは限らずバラバラだという。もう何年もあっていない。

12時前に次の会場に行くため叔母のところを出てバス停に向かい西八王子に戻る。叔母は小雨の中バス停まで送ってくれた。今度はいつここに来れるのか?

駅前のコンビニで資料をコピーし、特快で大崎へ向かう。目的の電車が来る前に貨物列車80レが通過。牽引のEH200-4はこう配区間用で信州からの石油返空列車。平坦用のEF210は八王子までしかこない。

新津で造られたE233系はこの界隈の主役。新製された配給を見送ったのも2000年代初頭ずいぶん遠い過去のことになった。中央線など首都圏で生涯を終え新津には戻ることはないのだろう・・・

多摩川の橋梁を渡るが山側は遠く日本海まで連なる山塊となる。もちろん山塊に間に他県がある・・・越後の地はずっと山塊の奥に存在する。かつて都心まで通勤していた今はない叔父も、現在乗車しているE233系もこのあたりの区間で見る山地の移ろいを見ながら生まれ故郷に思いを寄せていたのであろうか・・・