2017年1月21日土曜日

懐かしの 新潟色越後ぐるっと周遊号

2017年1月21日 弥彦線吉田~矢作間にて 115系N3編成
「懐かしの新潟色越後ぐるっと周遊号」ついに39年ぶりに復活を果たした 70系新潟色である。
弥彦~矢作間を走る  弥彦線は1984年に電化の為この色の電車が走ったことはない。
越後線吉田駅にて E129系と並ぶ。115系は赤と黄色 E129系はピンクと黄色
新潟県内に70系が登場したのは1962年の信越本線新潟~長岡間の電化の時である。
明石電車区と高槻電車区からクハ68とモハ70が10両(クハ68が5両とモハ70が5両)長岡第二機関区に転入し電車時代の始まりとなった。
当初は関西の葡萄色で走っていたが1964年9月13日に 赤と黄色の塗りわけが開始された。
モハ70112とクハ68015から新潟色となった(参考文献 鉄道ピクトリアル713号特集モハ70系電車~新潟地区で活躍したモハ70系電車の思い出 瀬古龍雄 P48)
以降長岡第二機関区→長岡運転所に転入した70系電車(クハ68、サハ85、サハ87含む) は当初転入時の色だったが随時新潟色になり地域輸送に貢献した。(当然 横須賀色や湘南色(サハ87)との混色もあった)
1976年10月115系0番代が転入したが湘南色のままそして1978年に115系1000番代転入により消滅した。
それ以来の復活である。115系はすべて湘南色で運用され1984年の越後線と弥彦線の電化の際の転入車も湘南色に統一されていた。(一部は赤と白の身延線色があった)
70系新潟色は雪国の暗いイメージを吹き飛ばすというコンセプトで用いられたこの塗りわけも結局のところ115系には採用されることはなかった。 国鉄末期で塗装の合理化が進んだことやそもそも退色しやすいなどの原因があったことなどが考えられるが詳しいことはわからない。

115系電車も引退がちかくなりついに伝説の塗装まで持ち出されることになった。この70系色の編成は春の臨時列車でも活躍することになっている。