2018年2月25日 三条市の東公民館で表題の記念展が行われたので見学に。
三条市の名誉市民渡邉義雄の生誕110周年ということで建築写真の大家の作品を堪能できた。展示場所は2部屋あって第一会場は伊勢神宮と皇居、迎賓館が第二会場が薬師寺、唐招提寺、法隆寺、東大寺と海外のイタリアとモスクワ(ロシア)の作品で構成されている。
建築写真は寸分の狂いのない作品に圧倒され、スナップ系の写真が中心のイタリアとモスクワも人々の表情が素晴らしかった。映画のワンシーンを彷彿された。
廊下には1977年(昭和52年)の三条市内を撮影した写真が・・・「アサヒカメラ」の企画で撮影した三条市の様子であるが鍛冶職人、凧の絵師、六斎市での様子、冬の小路を行く女性、2004年(平成16年)水害で大きな被害を受ける前の五十嵐川の岸に建つ3~4階建ての木造住宅、東三条駅前の通りの様子など・・・・このころはまだ街の中が元気だった時代である。多くの店が賑っていた・・・国道沿いには大型店はなかったからだ。
作品以外の展示品では第一会場に初期の撮影機材である蛇腹構造のエネルマン ミニチュア クラップというカメラと三条市で生産された和釘と金具(伊勢神宮におさめられた)それに主力の大型カメラの写真と撮影を行っている渡邉氏の写真が
第二会場にはキャノンのCanonⅣsb セレナ―50㎜ f1.8が展示されていた。
スナップ撮影の用いられた機材である。今のカメラにはない外観が特徴である。