2016年6月12日 新津で連結作業中の「SL青い12系客車」 国鉄時代蒸気機関車末期や特別運転時のものを思い出させる編成。国鉄色12系客車はJR東日本では高崎車両センターだけになってしまった。
12系客車が多客波動用の使命をもって登場したのが1970年代。それまでの旧型客車より座席間隔が広く冷房があり空気ばね台車で乗り心地がよく、夜行列車では定期列車をしのぐサービスがなされていた。時刻表の臨時列車のページをにぎわせていた急行**51号や52号の類は12系の独断場だった。
のちには旧型客車で走る列車を置き換えて定期列車に進出、また団体列車でも走り抜けた。
上越線夜行臨時列車に乗車したことがあったが定期列車の165系電車より快適であった。座席の間隔が広いのが理由であろう。