1979年2月11日 飯山線十日町駅 キハ55165〔長野〕 準急型気動車でこのころは急行色に塗装されていた。 今見て分かったことだがこのキハ55165は前面の赤い塗りわけ部分の面積が広い。長野のキハ55系はこのような塗装がよく見受けられたようだ。
キハ55系(キハ55、キハ26、キロハ25、キロ25)は当初クリーム色に窓下赤帯1本(2等車キロハとキロは青帯)が急行に運用されると画像のような急行色になった。こちらも様式はいくつかあって前面の貫通扉で赤色がVの字になる様式で側面は前面から乗務員扉を含めて客室窓をすべて赤で塗装。
これは急行「アルプス」「しなの」「みやぎの」などの時代のものであった。
その後は前面の赤は狭くなって乗務員扉の部分の赤は省略された。これがキハ55系の標準塗装だったがこの車両は折衷したような印象だった。
キハ55-165は1959年12月25日に帝國車輛で製造され田端機関区配置最終配置は長野運転所で廃車は1983年1月7日だった。
参考文献 鉄道ピクトリアル729号 2003年(平成15年) 特集キハ55系