2023年5月11日木曜日

485系1982年11月14日ダイヤ改正の備忘

 1982年11月15日上越新幹線開業に関するダイヤ改正で485系は大幅な運用変更が行われた。新潟県内では特急「とき」「はくたか」が全廃。特急「いなほ」は急行「羽越」「きたぐに」を格上げして新潟~秋田、青森間特急に再編。「いなほ」のうち青森運転所持ちの1往復は特急「鳥海」として東北新幹線上野駅開業までの間運転されることになった。特急「白鳥」は気動車急行「しらゆき」を格上げして青森~福井間で1往復増発。特急「白山」は特急「雷鳥」「北越」と共通運用のため食堂車が復活した。特急「北越」は「はくたか」廃止分を新潟~金沢間追加し3往復に増強され長岡駅での上越新幹線接続列車の任務を受け持つことになった。
特急「雷鳥」は本数の増加はないが新たに489系での運用が1往復発生した。
4003M「雷鳥」3号と4032M「雷鳥」32号が特急「白山」と共通運用の489系。
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この編成は「北越」3041M1号、3045M5号、3042M2号、3044M4号で3043M3号と3046M6号は向日町運転所485系であった。

このダイヤ改正では特急「とき」181系のサロ181‐1100番代(1978年製造)がサロ481‐1500番代に改造され目的を果たした。青森運転所485系に組み込まれ「はつかり」「いなほ」「白鳥」「鳥海」に使われたと考えられるが期間は短く1985年3月ダイヤ改正で勝田電車区に転属し「ひたち」に使われ国鉄時代を終える。一部は団体用の「やまどり」で最近まで運用されたのは周知のとおり。