Ⅱ グリーン車(この項目は489系も一緒に扱います)
サロ481‐0番代 1964年10月~1976年2月にかけて133両が製造。デッキ外側に和式トイレと洗面所、内側に車掌室と業務用室、客室はフルリクライニングでシートピッチは1160㎜定員48、冷房は1~52はキノコ型AU12、53~はAU13Eとなっている。台車はTR69Aで115からはブレーキシリンダー改造のTR69Hに変更された。上沼垂運転区に1986年転入のものは初期型が38号で1994年に廃車まで使用。他は100番以降の車両で屋根のエアコンユニットはAU13Eとなっている。
サロ481‐500番代
向日町運転所配置の食堂車サシ481からの改造車。内部をお座敷に改造し「和風車だんらん」として特急「雷鳥」でつかわれ、新潟地区では向日町運転所485系の運用の雷鳥1往復で用いられていたが運用期間は1986年11月から1988年3月までの短い期間だった。「スーパー雷鳥」のグリーン車サロ481‐2000番台に再改造された。
サロ481-1000番代
耐寒耐雪装備の1000番代グリーン車で1976年2月から1979年6月に製造。床下に210KVAのMG(電動発電機)とC2000コンプレッサー装備。秋田運転区配置の「いなほ」で用いられた。
サロ481-1500番代
1978年製造の181系特急「とき」で使用された後青森運転所485系用に配置された。外観は1000番代と同じ。北海道用の1500番代とは無関係。特急「いなほ」「白鳥」などで使用後1985年3月に勝田に転属。最近引退した「リゾートやまどり」に改造されたものもある。
サロ489
0番代と1000番代がある。どちらも構造はサロ481と同様。0番代は1971~1974に製造。
サロ489‐1000番代は特急「白山」「はくたか」から食堂車が廃止され編成から外されたためMGとCPを備えたもの。容量補充が目的であった。どちらも特急「はくたか」「白山」で使用。
サロ489‐1050番代
サロ481-1052、1053を489系のサロ489‐1051と1052に1990年長野で改造。「あさま」で使用。VIP仕様とされ任務に就いたこともあった。上沼垂には1996年8月転入し予備車的存在だった。