2017年10月20日金曜日

スイッチバック二本木駅鉄道まつり2017~3

2017年10月14日 二本木駅からみた日本曹達二本木工場 大正9年(1920年)に日本の電解ソーダ製造の草分けとして操業を開始した。寒村であったこの地域に雇用の中核をなす存在となり最盛期は1万人を超す従業員を抱えてその乗降でホームは大いににぎわったという。
深夜並走する国道18号線から見る工場の夜警も見事で不夜城の様だった。
平成19年(2009年)までは原料や製品の輸送も鉄道で行われていて本線から分岐した専用線をコンテナ車やタンク車が行き違い機関車が貨車の入れ替えでせわしなく動く光景が見られた。

トラック輸送に切り替わった今専用線の跡を眺め往時をしのぶのみ。土曜のせいか工場は静かだった。
 一旦改札を出て喫茶コーナー「さとまるーむ」でコーヒーを頂く。200円(税込み)お店の人たちと雑談をしながらいただくコーヒーは格別。地元の女性たちが運営している。コーヒーのほかにせんべいやかりんとう饅頭をすすめられた。おいしかったです。
喫茶コーナーはかつて待合室であった場所を利用しているとの事。
天井が高く開放感があった。また二本木駅のジオラマも展示されていた。喫茶コーナーは第2日曜と第4日曜の営業で12月まで。他に駅前には二本木駅スイッチバック市も開催(10月第4日曜)
日本曹達設立100周年記念事業のラッピング電車。
リゾート列車「雪月花」の発車を見送る方々。大勢の人が見送っていた。
二本木駅から北国街道を見る。奥の建物の後ろにえちごトキめき鉄道はねうまライン(信越本線)の25‰の急こう配区間があり右手にしばらく進んだところでスイッチバックして二本木駅に到達する。
スイッチバックによって町ができたので商店や住宅、裏手は日本曹達工場と生活の匂いが漂う空間である。篠ノ井線の姨捨のような風光明媚な雰囲気はない。