2014年8月11日月曜日

軽量客車10系 ナハフ11 1内部

 2010年6月 横川の碓氷峠鉄道文化むらに保存されているナハフ111内部。
10系軽量客車はそれまでの鋼体客車(スハ43系)よりも軽量化したものである。
全金属、プラスチック製合板などを用いて明るい近代的な車内となった。
ナハ11は当初から扇風機がある。特急「かもめ」などで使われた。
 台車:TR50A製造年月全長:20.0m 自重:24.9t
 :昭和32年5月・日本車輌
 廃車年月:昭和61年3月 
車内のイメージとして急行型車両の完成型といえる。153系、165系急行型、キハ58系もこの車内様式であった。窓際のテーブル、ひじ掛けなど。 この客車は手すりはなく頭をもたれることができる構造となっている。

 軽量客車は思ったより老朽化の進行が早く実際には43系客車より先になくなってしまった印象が強いが車内の構造はその後の急行型の標準形態となっている。