2018年8月26日日曜日

横川夏時雨

2018年8月13日  碓氷峠鉄道文化むら  EF6310の前でツアー客に開設をする職員。
解説内容は碓氷峠の険しさ、歴史、アプト式のことなど・・・・

EF3020、EF58172、EF532、EF631・・・ミニSL乗り場で雨宿り。時折雷鳴が聞こえる。
お座敷列車「くつろぎ」の内部。ジョイフルトレインとして各地を巡った12系お座敷列車くつろぎも今は休憩室として余生を送っていた。家族連れ様各位が休憩。
旧機関区建屋内で見かけた普通旋盤 機関車の部品作成に活躍したのであろう。穴をあけるボール盤や、駅にあった行先表示器、運行データーを入力する機器、タブレット式閉塞機、など貴重なアンテーク機材も多数あった。
機関庫内を見学後は資料館へ。雨のためフードコートは埋まっていたが朝方ほどは混んでいなかった。資料館で見たラックレール模型。ラックレールに関していえば群馬県のあちこちで目にすることができ渋川でも見た記憶があった。

構造は奥に集電用レール(660V )車輪の線路中央にアプト式機関車の歯車を通すためのラックレールとなる。日本では大井川鉄道の井川線の一部で用いられている。

めがね橋を走るED42と奥は信越本線の新線を走る189系あさまとEF63 ここも一度はお連れてみたい場所だが実現していない。


 1978年10月13日に運転されたお召し列車に関する資料。
「昭和天皇御召列車全記録 」P148によると第33回国民体育大会の御行幸のため、10月13日朝9時40分原宿を発って長野は13時39分に到着のダイヤ。
原宿~高崎はEF5861で高崎~長野間はEF6211、補助機関車はEF6313+EF6311
(翌14日はEF6458が篠ノ井線長野14時30分~松本15時50分、16日はEF6458で塩尻12時07分~原宿14時40分となっている)

熊ノ平駅の模型
 ED42貨物とキハ57系急行など
キハ57系はアプト式区間通過のため台車が空気ばねとなっていて急ブレーキ時にラックレールと干渉しないようになっていた。横川~軽井沢間が新線に切り替わった後は中央線などで活躍した。新潟県の大阪急行「越後」でもその姿を見ることができた。
晩年は全車冷房完備でほかの気動車急行「赤倉」新潟~名古屋間、「しらゆき」金沢~新潟~青森間に勝る内容だったが1978年に廃止され「雷鳥」12号、13号に格上げされた。
 それ以降は四国や名古屋、中込で余生を送り四国のものはJRに引き継がれJR四国色のまま1990年8月臨時列車で大阪に来たのを目撃することができた。
おもえば一番最初に碓氷峠に来たのが1985年の1月14日のことだった。全くの平日だが休みがもらえたので行ったことのない碓氷峠を見たくなり気まぐれで出てみた。
高崎から115系の普通列車で横川に。多数たむろするEF63をながめ、丸山変電所あたりまで歩いた。特に臨時列車もなく、1984年2月の時点で貨物輸送も廃止となりいっときのエアポケット状態だったこともあり誰もいなかったのでのんびり撮影をすることができた。
但し身を切られる寒さだったが・・・・撮影終盤になりこんもりした場所に上がって特急「白山」や廃止予定の169系急行「信州」を待っていたら同年代くらいの方々が通りかかり「寒いですががんばってください」との励ましを頂いた。
撮影後は閑散とした横川駅で「峠の釜めし」を買い求め115系の中で食べた。
碓氷峠はその後2回程度来ただけでその後は廃止になるまで訪れなかった。したがって廃線間際の喧騒とかかわりを持っていない。
最後は売店をのぞいて・・・グッズも多数あって見ごたえがある。ちょうど鉄道ピクトリアルの別冊「アーカイブセレクション35 国鉄幹線の記録 上越・信越線」があったのでこれを買い求めた。(ほかレプリカのサボや鉄道模型、文具、ぬいぐるみ?その他多数 また歴史研究資料もあったが財布の中身が情けない状況なので・・・)
資料館を出るとまたまた雨が強くなり雷が再びなりだしたので急いで駅に。
高崎まで切符を購入そのあと遅い昼食。「おぎのや」の峠の釜めしはテント内のフードコートは無人になり売り切れたようだった。蕎麦屋がやっていたので天そば420円を。
雨は激しく雷が鳴り続けたが落雷は無いようだったのでのんびり食べられた。
東南アジア系のインバウンドさん(女性2名)が休日限定のメニューを注文して断られたが言葉が通じなくて要領を得ない様子だったので「月曜なのでやっていない」と 告げた。
それでもあきらめきれない様子だったがなっとくして普通の蕎麦を注文できたようだった。いまではどこでも海外のインバウンドさんたちに遭遇する時代となった。
 この2名さんどこを巡ってこられたのか?  軽井沢からバスで来ることもできるが。
高崎行きの普通列車。107系も115系もすべて撤退し今は群馬県のローカルの主流になった。3000番代のロングシートである。高崎から帰るため上越線に乗ったが水上までロングシートの道中だった。べつに慣れてしまえば座席にこだわる必要もないが。
高崎に着いたらまだ雨は降っていなかったが甲信地方はかなりの土砂降りだったようだ。