2021年9月4日土曜日

信越本線春日新田駅跡

2021年8月28日 上越市春日新田 春日神社横

信越本線を背に春日新田駅が置かれた旨を記した掲示が。春日新田は北越鉄道の駅で官設の直江津線直江津駅と北越鉄道との連絡駅であった。北越鉄道がこの場所に駅を置いたのは直江津駅構内が狭く乗り入れが困難だったためという。直江津駅も現在の場所ではなく機関庫のあたり今のD51レールパーク付近にあった。

春日神社付近 直江津駅から関川を渡って右に回ると信越本線の踏切があり進行方向左手に春日新田の歴史を記した掲示版を見ることができる。


北越鉄道が直江津駅に乗り入れたのは明治32年9月。明治40年当時の鉄道地図 直江津駅の隣は春日新田で黒井の駅はまだなかった。明治35年7月1日に貨物駅として開業した黒井駅が北越鉄道の国有化後、旅客を扱うことで春日新田は廃止されたとされている。

参考資料 越後の停車場 朝日新聞新潟支局 1981年(昭和56年) 朝日新聞社

     写真集新潟の鉄道百年 1978年(昭和53年) 新潟日報事業社