2019年7月3日水曜日

越後線を走る急行「ひめかわ」

1982年5月 出雲崎付近 越後線を走るキハ58系4連の急行「ひめかわ」
キハ58系のみで組成の 優等列車編成。華やいだ存在だった。
新潟と北陸本線青海の区間を1往復。いわゆる糸魚川地域と新潟市を結ぶ列車で午前に新潟着、午後新潟発の運用。越後線内が気動車4連、柏崎~青海間は2連。
停車駅は多く青海を出ると糸魚川、能生、名立、直江津、潟町、柿崎、柏崎、東柏崎、西山、出雲崎、大河津、地蔵堂、吉田、岩室、巻、内野、白山、新潟。
時刻505D青海発6時57分、新潟10時2分、506D新潟17時28分青海20時39分
1982年11月15日ダイヤ改正で廃止された。
代替として越後線内のみの快速列車が運転。柏崎~青海間は特急「北越」が時間変更したためそちらに移管した処理がされた。

「ひめかわ」という列車は本来信越本線経由の列車で1963年10月ダイヤ改正で新潟~長野間の準急「よねやま」の付属編成で新潟~糸魚川間を運転。当初は北陸本線内が「ひめかわ」の単独運転だった。越後線経由となったのは1968年10月のダイヤ改正からで越後線を経由していた準急「かくだ」を吸収して急行に格上げ運転した。

現在では北陸本線も「えちごトキめき鉄道」となり新潟方面に直通する列車もなくなった。あえていえば北陸新幹線で上越妙高で乗り継ぐ特急「しらゆき」がその役目を引き継いでいるかもしれないがこちらは信越本線経由である。

越後線は吉田を境に人口が少ない地帯を走り、線路の状況も最下級の4級線ということで高速運転には適さないので優等列車の運転は厳しい。