2021年6月11日金曜日

イザベラバードの旅

2019年5月4日 阿賀野川とキハ110

明治11年7月イギリス人の旅行者イザベラバードが日光から会津盆地を経て峠をいくつも越えて津川の宿から一路新潟へ。移動は阿賀野川だった。朝出発して夕方新潟に到着のスケジュール。

移動は悪路と汚れた宿。蚤やシラミの害虫。奥地住民の「のぞき見」などプライバシーのないこと。そしてみそ汁やたくあんなど匂いのきつい食べ物との闘いだった。

新潟市の印象は「今まで見た町の中で最も整然として清潔」な「純日本式の旧市街地」

県庁、裁判所、学校、兵舎、銀行、病院などの西洋建築の建物は文明開化の姿を見せているがけばけばしくて味気なく見劣りしたということだった。

新潟を後に海岸伝いに北上して」荒川をさかのぼって山形県へさらに悪路を駄馬などに揺られ秋田、青森経由で北海道に向かう・・・・まだ鉄道の未発達な頃の話である。