2020年6月26日金曜日

高原列車はゆく~沼尻軽便鉄道 その1

2020年6月20日 福島県猪苗代町 緑の村  6月19日で県またぎの移動制限が緩和なので前々から見たかった沼尻鉄道の車両たちを・・・
NHK朝ドラ「エール」主人公古山裕一こと古関裕而の名曲「高原列車は行く」のモデルとなったのが沼尻鉄道の列車だ。硫黄を運んだ鉄道で高原列車という印象が持ちにくいが・・・

DC121・・・協三工業の機関車である。
ボサハ12という表記がされた客車たち・・・
軽便の車両らしくそれほど大きくはない。
客車内部・・・暖房は無く冬は火鉢が置かれていた。(参考文献 会津路ローカル線物語)
列車は川桁から沼尻まで16km 所要時間は約1時間、一日8往復の運行。 川桁駅には事務所と機関庫が設けられ蒸気機関車が3両、客車が10両、貨車が60両ほど配置されていた。(蒸気機関車は1953年からDC12型に交代)
この小さな列車が磐梯山のふもとの高原を走る光景は牧歌的だったと言われている
1981年に刊行されたこの本には混みあう車内の写真が掲載されていた。
大きな垂れ幕が・・・猪苗代の皆さんの期待の大きさを感じる。
朝ドラはコロナウィルスの影響でドラマも収録が遅れるという状況である。
高原列車は行くの舞台が福島県だと知らされたのがこの番組だった・・(汗

人影の少ない緑の村を後に川桁へ向かった・・・



参考文献 沖田祐作著 機関車表から
 所 在 地 福島県耶麻郡猪苗代町大字長田字東東中丸344-4(電話;0242-65-2841)
記 事 猪苗代駅より車10分 ボサハ12・ボサハ13
掲 載 誌 協三リスト Rail fan=555
機関車情報
番号 製造所=製番 製造日 種別
DC121 協三工業=12069[73] 1953-00-00 D12tC(762)
車歴;1953-00-00製造(前C121=Porter/1920-11-00=6593/12tCt改造=
仙北鉄道C133→1949-06-13譲渡;日本硫黄沼尻鉄道C121→1953-04-18廃車→
協三工業SD改造)→納入;日本硫黄沼尻鉄道(福島県);DC121→
改称;磐梯急行電鉄(福島県);DC121→廃車→
保管;福島県沼尻町中丿沢温泉西村屋(福島県);DC121→
保存;福島県耶麻郡木地小屋駅跡(福島県);DC121→
移管(改称?)保存;福島県耶麻郡猪苗代町緑の村(福島県);DC121