トンネル区間が多いため車窓を楽しめないため天井に動画を映し出す仕様の列車。
車体は白に赤い帯が2本 かつて走っていた「はくたか」681系2000番代を思わせた。
車内はイベント仕様のため転換クロスシートでデッキ代わりの仕切りが設置、ロングシートはない。
超快速「スノーラビット」は最高時速110km/hでありかつて走っていた特急「はくたか」の最高時速160km/hには及ばないがほくほく線内は表定速度が99km/hと国内快速列車でもトップレベルという。犀潟を出ると一気に飛ばし、途中虫川大杉、まつだい、十日町、六日町、終点越後湯沢となる。平野部のくびき付近は雪はなかったが浦川原あたりから大量の残雪が目立ちそこに雨が降ったため霧が発生していた。これは気温差によるものだった。春の初めに多く見られる現象である。
列車の乗客は多くない。ひとボックス1名程度だった。列車はトンネルが連なる丘陵地帯を一気に駆け抜けまつだいへ。ここから上越新幹線に乗り継ぐと思われる客が増えてくる。
十日町では相当数乗ってきて新幹線接続特急のようになった。多くの人は天井の動画を見るため向かい合わせになっていた座席を転換し進行方向に改めていった。動画を楽しむイベント電車から日常みられる列車に変化したようだった。
HK100のゆめぞらは実質JR東日本185系特急と変わらない設備であり、185系特急をしのぐ速度で走り「超快速」の名に恥じることはなかった。料金不要の特急列車といってもよい。
高速運転がされても軌道状態が良いため座っている分にはあまり揺れを意識しなかったが連結面を見ると結構揺れていた。
六日町からも多数乗り込んで定刻に越後湯沢到着。乗客は足早に降りていった。上越新幹線そして上り水上行き普通列車に接続していた。放送案内はワンマン運転のため自動放送で超快速越後湯沢行きというアナウンスでくわしい接続案内はなかった。
転換クロスと高速運転の「超快速」を堪能し上越線長岡行きに乗り換え帰途に就いた。