2020年5月12日火曜日

ふたつの心臓を持つ大川(Big two‐Hearted River)

上越線土樽駅近く この奥には上越線土樽駅と清水トンネルがある。
緑中の川と渓流釣りを楽しむ人・・・
自然の豊かな場所だが 近くを関越自動車道も通っているのであまりのどかではないかもしれない。
アーネストヘミングウェイの短編「二つの心臓を持つ大川」(Big two‐Hearted River)
列車で降りた青年がひとり鱒釣りを楽しむはなし。
駅を降りると火事で焼け落ちた村があり焼けた村を通って川へ向かう。
そこで見つけたバッタも真っ黒け。
ひとり荷物を背負った青年は川にたどり着き野営をして食事を作り鱒釣りを楽しむ。
とくに夕食のスパゲッティを作って食べるあたりの下りが印象的である。
この作品はこのスタンスが続いていて明るい光景が心地よい・・・
翌日は釣りに没頭する。

最初のこの作品を読んだときは川に鱒が泳いでいるあたり???だったがアメリカや欧州では珍しいことではないらしい・・・・

この作品は一見明るいアウトドア指南の書に見えるが列車を降りたら焼け跡だったり黒く焼け焦げたバッタは作者アーネストヘミングウェイの戦争体験に由来するものだと言われている・・・・