2025年5月8日木曜日

鉄道ジャーナル「凋落のメインライン日本海縦貫線残照」の追想 寂れた駅前と閉店した町の書店

2025年4月26日 JR東日本信越本線 三条駅 北越鉄道時代の駅舎が現役
EH200-2 6082レ  上り線が北越鉄道時代の線路 五十嵐川橋梁

今年の4月に最終号が発売され事実上発売が終了した「鉄道ジャーナル」のバックナンバーを調べると当地に関する記述が多数あることが判明した。2025年4月号通巻702号には「凋落のメインライン22上越線」であった。その後2024年9月号通巻695号に「凋落のメインライン日本海縦貫線残照」が記載されていることが判明したのでフリマアプリで購入した。(価格は半値)

記載内容は直江津から宮内の区間は中堅駅でも不振であるが新潟近郊の輸送は堅調という内容だった。

さらに東三条付近についていうと衰退したといっても商業地の雰囲気があり駅前間を感じられたという記述があった。そして画像の三条駅も紹介され1日の乗車客数1000人、東三条2000人規模、いずれも周辺に高校があるため。弥彦線北三条は300人規模で図書館、公民館、市役所もより・・・信越本線の三条駅も東三条駅も羽振りがよかったのは平成初期までのことである。まだ日本海縦貫線があり利用は多かった。商店街も凋落傾向があったが今ほど閑散とはしていなかったように感じる。

三条駅付近の今は駅の東側に暖房器具メーカー、県立高校、商業地で商業地は道路改修で登場したまだ10年程度の歴史だと思う。駅の西側は「嵐南=五十嵐川の南側市街地」であり、現在はボーリング場、レストラン、税務署、旅館、ドラッグストア、写真店、菓子店があって左手は見附方面で商業地があり県立高校もある。右手は 「嵐北=五十嵐川の北側の商業地」にむかう。三条駅周辺は2004年の7.13水害で大きな被害を受けてかなり衰退した。橋のたもとまでは商店よりは住宅として復旧している。まっすぐ行くと法華宗総本山本成寺の門前に出る。どこへ進んでも空き店舗が目立つ・・・

この文章では加茂駅が紹介されていないが高速交通が来なかった加茂市では逆に駅前は三条周辺よりましに見える・・・・つい数年前まで加茂駅の利用は東三条駅を上回っていたが、何故か東三条駅に抜かれてしまった・・・

この記事に取り上げられているエリアでは柏崎は駅前に大きなビル群ができたが列車利用はあまり多くなく、宮内も同様らしいがここ三条駅も東三条も雰囲気は同等と思われる。日本海縦貫線は消えてなくなっているので信越本線はおのずとローカル利用者が中心となる。ただ、三条から新潟の区間は政令指定都市新潟市におこぼれを受けているので列車本数は幾分多めとなっている。通学の流れは長岡まで及び、新幹線利用で長岡を利用する流れもある。ただ、通勤時間帯は新潟でぎっしりが新津で6割、東三条あたりで4割、こんな車内の流れになっている。一方で長岡へ向かう流れも見附を過ぎると多くなっていく・・・

駅前が賑やかなのは新津と加茂と思えるがこちらも衰退は進行しているという・・・商店街の賑わいを味わいたいなら首都圏へ行けということか・・・・

 

さて鉄道ジャーナルで思い出したが近年は書店の閉店が急加速しているようだ。かつて買った記憶のある書店もこの日通ったら解体と改築の準備がされていた。違う店に変わるようである。(ここに書店がありもし残っていたら買おう?とおもったが店自体がなかった)

ローカルな町の書店はここ数年で見なくなり、そのため鉄道雑誌もロードサイド店か政令指定都市の新潟市内などで買うことが多い 。主だったところで新潟市中央区新潟駅前、西区越後線新大前、加茂市の県道沿いに1件、燕三条駅近くの国道8号沿い、三条の国道289号イオン近く、弥彦線越後長沢廃線跡のホームセンター併設の店・・・・長岡駅の書店は2023年に閉店、ほか車両センター付近にもあったがこれも閉店・・・必要な情報はウェブサイトで押さえられる現在こんな状況になるのは当たり前なのかもしれない・・・・鉄道雑誌の鉄道ジャーナルもこの荒波には勝てなかった。内容を改変すれば生き残れたかもしれないがそれを潔しとしなかったのであろうか?以上つまらない雑感。