2022年11月28日月曜日

冬枯れしらゆき

2022年11月27日 下り「しらゆき」3号

昔買った上越線関連の写真集に渋川付近を走る特急「とき」183系が側面に斜光を受けて榛名山を背に右手にカーブを切り、ススキが斜光に白く輝く写真があった。先頭部はなく中間車両のみが反逆光の中を走る。上野を出て2時間平野から山間に入るあたり、乗客たちは何を思っていたか・・・・それらをイメージしたが短距離ローカル特急では難しいテーマである。短時間乗車で乗客も少ない。

2022年11月27日 「しらゆき」6号

E653系4連のあまりに短い編成で上越妙高までの短い区間を走る特急。利用者は少なく本来の目的である北陸新幹線連絡はほかの交通手段に持っていかれ、県内輸送中心であり、結局利用は伸び悩んで本年の3月ダイヤ改正で1往復が廃止されるに至った。

上越新幹線と北陸新幹線の接続特急も画餅に終わるように感じる。

2022年11月27日 E653系「しらゆき」5号


 わずかな客を乗せて走る短距離特急「しらゆき」と冬枯れ。車窓から見えるのは間もなくやってくる冬を前にした枯野。黄色い草原は稲の「ひこばえ」が枯れたもの。落葉した樹木と誰も食べない渋柿の実・・・