2022年12月24日土曜日

最後の冬

2022年2月27日 115系N38編成 新井快速 3374M

暮れも押し迫り暴風雪。12月18日に襲った寒波では新潟県中越は豪雪となりJR運転見合わせのほか高速道路の閉鎖、国道は柏崎と長岡での渋滞と立ち往生で災害救助法による自衛隊出動という事態。通勤経路だった国道8号や17号の立ち往生を見ると背筋が凍る。

一方豪雪の聖地の妙高や越後湯沢付近は小雪だった。冬が始まって早々の異常な降り方である。波乱に満ちた本年を象徴する冬の始まりかも知れない。

 豪雪になったかと思えば春は爆発的にやってきて桜の開花も一気に満開、本来の桜の季節より早く咲いて一気に散り、また寒い日がやってきて、いきなり猛暑で、梅雨が早く開けたと思ったら豪雨災害、残暑が長く続いて突然寒くなる・・・今年の気候はこのような展開で、今は異常な雪の降り方積もり方・・・例年通りの異常気象。おそらく異常気象にならなかった年はここ数年は記憶にない・・・

さて115系であるが新潟からはすべて解体処分されもう存在していない。最も近くではしなの鉄道北しなの線の接続地点妙高高原に出入りするものだけになっている。あとは山陽本線だろうか・・・記憶から遠ざかりつつあるがあれだけあった115系がすべて引退したのは感慨深いことであった。何の未練もなく静かな引き際は地域輸送に貢献した115系にとって最高の散り方だったと言える。

画像は非情の掟に従って消える数週間前の撮影のものである。厳しい冬を長年にわたって走るつづけた115系の最後の冬。