1961年9月6日 国鉄高砂工場にてスハ4338の台車をTR47からTR23に振り替えて登場した。この時にオハ4722となり、1969年9月13日高砂工場において電気暖房を設置オハ472022となった。廃車は1986年3月31日。
1960年代はまだ鉄道での旅客輸送が活発であり輸送力増強が求められていた。すこしでも連結両数を稼ぎたい時代。TR47をTR23に替えることで2トン軽くなった。
最後は山陰本線で余生を送っていたが電気暖房を取り付けた真意は?おそらく北陸線方面への運用がありそれに対応したものだったのかもしれない。改造当時は向日町に所属しのちに福知山に移動している。
向日町にいたころ大勢の乗客でデッキまであふれた自由席の編成に組み入れられ走った時代。ある日は山陽本線、ある日は北陸方面軽量化と電気暖房を備えた本形式の本領を発揮した時代。それは1960年代だった。