2023年3月13日月曜日

越後中里の客車の車歴

 越後中里の客車に直江津客貨車区に在籍したものがあることを知り見聞したが、資料が出てきたのでまとめてみた。オハ472027と2029で現在は番号も消され、屋根のベンチレータも撤去され車体も塗装が何回も繰り返され現役の頃とは異なりつつある。撮影は2022年9月10日である。

元直江津客貨車区のオハ47は2両とも窓枠がアルミサッシになっていたが現在では再
塗装され痕跡がわかりづらくなっている。(オハ47はスハ43の使用していたTR47台
車をオハネ17寝台車に出して代わりにオハネ17に改造する種車主に二重屋根スハ32
系のTR23Fに変更し軽量化を図ったもので、台車を替えることで2~3t軽くなった)
 


車歴オハ472027 (スハ4353 1951年日車)1962年1月18日(台車をTR47から
TR23Fに交換施工土崎工場オハ4727となる)1962年1月19日電暖オハ472027とな
る。最終配置直江津客貨車区1984年9月28日用途廃止
特長は窓枠がアルミサッシ、横軽対応扉は木枠


 


車歴オハ472029 (スハ43113 1952川崎車輛)1962年2月25日(台車をTR47から
TR23に交換施工盛岡工場オハ4729となる)1961年9月8日電暖オハ472029となる
盛岡工場最終配置直江津客貨車区1984年9月28日用途廃止
特長は窓枠がアルミサッシ、横軽対応、扉はプレスドアとHゴム大型
越後中里搬入は1984年11月(1982年9月12日新津車菅で整備) 参考文献鉄道ピクトリアル 特集スハ43系 2002年6月号



 
 
 
台車TR23とTR47 扉Hゴム大型(この写真は台車説明用)
現状は残念ながら利用客減少でこちらの車両は使われていない。通常は1~
10号車のいずれかが使われこの車両は12~17号のため使われなくなった。スキー
シーズン以外は立ち入り禁止。見回りが頻繁に行われる。