2024年2月17日土曜日

篠ノ井線特急「しなの」からみる雪の姨捨

2024年2月11日 特急「しなの」 383系〔海シン〕 クモハ383‐16 車内


長野駅で発車を待つ この日の「しなの」は基本6連と増結2連の編成。

自由席は先頭の8号車と7号車の2両。

特急「しなの」は381系の時代から見ているが乗車は初めて。

姨捨駅付近の車窓。長野市や千曲市の町が広がる。

 手前の雪の積もった場所は棚田のようだ。

長野を出た特急「しなの」は北陸新幹線を左に見つつ篠ノ井まで信越本線を走り、安茂里付近では松本へ向かう国道19号と並走し、川中島へ。この付近多数のりんご果樹園を車窓にながめて篠ノ井へ。篠ノ井でしなの鉄道線と別れて単線で山伝いに進んでゆく。三大車窓「姨捨越え」が近づく。稲荷山で盆地から山間に分け入る。右手は険しい山岳地帯、左手に雪が残る善光寺平が望め、列車は振り子を効かせて高度を稼いでいく。 

桑ノ原信号場を通過したあたりで車内改札(自由席のみ)さらに進んでスイッチバックの姨捨を右手に左手は善光寺平の眺めが広がる。そこを過ぎると冠着へ向かっていく。篠ノ井から松本までは時刻表では停車しない(しなの8号)が坂北では上り列車と交換で数分の運転停車があった。昭和の時代には長野自動車道がまだ完成していなかったが現在は高速道路が並走し印象が変わった。県道が国道となり403号の標識があった。新潟~松本間の国道であるが全線走破は難しそうである。

383系も姨捨や冠着、坂北付近ではそれほど速度は上がっていないようだったが、平坦区間ではかなり速度が速くなったように感じた。

西条を過ぎて新たなトンネルでかつてあった信号場をスルーして明科へ。ここから住宅が密集し右手に梓川その奥に安曇野さらに北アルプスを眺め(電線や樹木で撮りにくい)、田沢駅を通過し松本に入る。

松本の手前に大糸線北松本駅がありここに戦前型電車が多数配置の北松本支所があったがいまは痕跡もない。 姨捨は昭和の頃まではよく訪れた場所だったが平成になると転職したこともあって時間がとりずらくなり来ることもなくなった。松本駅もおよそ38年ぶりに見たことになる・・・・