1982年11月 信越本線鯨波~青海川
何も考えずにここでやってくる列車を待っているとEF81牽引の旧型客車が通過していった。
すでに10時近く。まだ12月にならないのに屋根には雪がたくさん積もっていた。
すでに定期客車列車はなくこのような列車が走っていることが不思議であった。
細かく見ていると客車の号車標差しにサボが差し込まれていて、急行列車などに使われていた形跡がある。
古い鉄道雑誌を調べていくと1982年11月13日に定期列車の急行列車「妙高」10号で上野に到着した列車が当日中に石打駅へ疎開し、その後長野工場へ送る措置がとられているが、その長野工場への廃車回送だったようだった。