2024年2月13日火曜日

JR東海213系5000番台に邂逅する旅

2024年2月11日(建国記念の日) 中央本線 岡谷~川岸 213系5000番台(海カキ)

213系はJR西日本の「マリンライナー 」での活躍が知られている。国鉄の末期に登場し、岡山に配置。211系と同様な近郊型ながら2扉で車内は転換式クロスシートの異例の車両。瀬戸大橋線の花形として後継形式が現れるまで走り続けた。

その213系の設計を引き継いだ転換式クロスシートの5000番台が1989年(平成元年)登場した。本形式は2連が14編成28両の少数派。あまり話題になることない形式。当初は関西本線の165系を置き換えて近鉄に対抗した。のちに313系が投入されると飯田線へ転属して119系に代わって運用される。

上諏訪駅の留置線  左手は211系ロングシート車 お昼頃上諏訪に到着し一旦休息

213系5000番台がJR東日本中央本線に乗り入れていることが判明したので見てみたいと思っていた。転換式クロスシートとは無縁のJR東日本管内で走っているということで乗車してみたいと考えていたがなかなか実行に移せないでいた。実は213系5000番台は1996年の夏に豊橋付近の東海道本線で見かけているが211系と誤認し記録できなかった。

飯田線は40年前までは戦前製の旧型国電が多数走ることで知られていたが1983年に119系電車に置き換えられた。以降は極端に古い電車が走ることはなくなった。しかし119系も単行運転可能なように改造されたり、213系5000番台のように前職を追われた車両が配置される路線のイメージが付きまとっている。

213系5000番台も2扉で戦前製のモハ53あたりを思わせる。しかしJR東海関西本線ローカル用の213系5000番台に関しては華々しい歴史はない。211系の変形車てきな印象である。

この213系5000番台は315系電車の増備でねん出された313系などに置き換えられて姿を消す時が近いと言われている。

現在は211系の置き換えが行われているがそれが終ると本形式に置き換えが及ぶと言われている。

この213系5000番台の 諏訪地域での記録はだいぶ前から考えていた。

昨年夏に諏訪や伊那を訪れることを検討したが台風などで運休が早々に発生し手が出せなかったが、ようやく時間が取れたので記録に出ることにした。

新潟から長野県諏訪地域は東京に行くより遠い。信越本線始発で乗り換え2回で上越妙高。ここで北陸新幹線で長野まで行き特急「しなの」で塩尻。さらに中央線乗り換えで岡谷着が11時過ぎ。岡谷から上諏訪まで213系5000番台に乗ってJR東日本区間での転換式クロスシートに着座して諏訪の風景を眺め、上諏訪で入れ替え作業と211系との並びを見聞して上諏訪名物の足湯につかり、午後の2本を岡谷で見聞、記録し、来たコースをたどって帰るスケジュールとした。往路5時間30分、復路4時間20分、結構な長旅だったが充実した時間を堪能した。

見ることがかなった213系5000番台は以下の3編成

219M岡谷11時58分、上諏訪12時8分 上諏訪15時26分豊橋行き570Mに充当岡谷15時36分発。213系H13編成

223M岡谷15時着 豊橋行き568M岡谷15時46分着 213系H6編成

225M岡谷15時55分発上諏訪16時5分、茅野16時12分着 213系H5編成

他にJR東日本211系長野色も多数見聞できた。