2017年7月16日 あいにくの雨であるが本日新潟市秋葉区の新津鉄道資料館で開催されているサンクスフェア2017の車輛見学に出向いてみた。会場は出店もたくさん出てお祭りのよう。
なんとか駐車場に入って一気に会場に出陣!! まずは料金300円なりをテントの特設コーナーで払いすぐに保存車へ。まずE4系E444-1であるが思ったよりも行列は少なく10分待ちで中に入れた。
2階はグリーン席でゆったりしている。1997年に登場したE4系も保存車になってしまった。
見学者が多数詰めかけているのでのんびりできないのが残念である。なお、事情により運転席は公開されないとの事である。
1階の普通席 2列と3列の並びである。 E4系MAXの自由席3列×2=6人掛けはは保存されなければ伝説になってしまう。(筆者は乗車回数が1回だけ。通常はリクライニング機能のある4号車か5号車の自由席を利用することが多いので)
115系N15編成のクモハ115-1061の車内。もうすぐ完全に引退すると思われる115系電車の力作が多数、中釣りされていた。 このバケットタイプの座席は平成7年(1995年)ころに3両編成の115系に導入されたもので当初は明るい緑色であったが晩年は青に変更されている。もうこのタイプの座席を持った115系は運転されていない。(長野から来たN33は原型の座席のようだが)
中釣りには70系電車やN15編成クモハ115-1061がEF81に牽引されて新津まで輸送される場面を記録した写真もあった。
館内の特設展示は2014年11月26日にご逝去された新潟県の鉄道史研究の第一人者瀬古龍雄先生の写真展が行われていた。木造客車や小型の古典蒸気機関車、昭和38年(1963年)豪雪、新潟地震、161系特急「とき」試運転、蒸気機関車ブームの頃、70系電車、新潟県内の私鉄などなど貴重な記録写真が展示され順序に従って閲覧すると新潟県内の鉄道の歴史が理解できるように構成されていた。撮影方法は形式写真という車両を記録したものと編成写真が中心であくまで鉄道史の記録であることにこだわった方式である。撮影は奇をてらわないため現代にあっても色あせない方法と言えるしすべてフィルム撮影のため確実に記録する必要があったためだと考える。筆者が知るところでは硬派の鉄道史研究のプロだった。
ほか鉄道雑誌が現れるまでの間の戦後間もなくの同人誌や撮影に用いられたカメラが10数台展示されていた。 またもう一つの本業園芸の資料も展示されている。
9月初旬まで開催されているのでご覧いただければ幸いである。
**カメラはスプリングカメラ(セミ判)、Minoltaの35㎜1眼レフ、キャノンの一眼レフ、キャノンとNikonのコンパクトそれにマミヤの中判一眼レフ。