2022年4月27日 EH200-21 2071レ 越後滝谷付近
険しい峠を越えてやってきたEH200-21牽引 2071レ 新緑と初夏の花に彩られ最後の峠を越えて一気に走り去る。
ゴールデンウイークの田植えを目標に水田の耕作が始まった。トラクターが田起こしを行う。
E129系6連 441M 遠くに見える雪山は飯豊連峰。この列車は先行する快速の15分程度後に発車する列車であるため混雑は少ない。先行する快速も115系3連からE129系4連となったので幾分混雑は減ったのではなかろうか?
春の移ろいを感じながら列車に揺られてみたいが雑用に追われて断念する。
4日前まで満開を誇った桜も雨にやられて散ってしまった。高温と風雨がここ最近の4月の気候で目立つようだ。4月は冬と夏が一緒にいる。30度近く気温が上がることもあるが、一方で降雪に見舞われることもある。
霧が深くなってきた。地表と上空の温度差の関係だろうか?手前の白いものは雪ではなく散った桜の花びらである。始発420Mがやってきた。E129系の2両編成。ホームの階段も花びらが積もっていた。わずかな乗客が降りて始発列車は発車していく。年々桜の開花が早くなり開花期間が短くなっている。
上越線下り貨物列車 上越線に多数ある峠の最後を降りて折り返し点南長岡に向かう。
これから峠に向かう
上越線を走る貨物列車も1日5往復。4月現在明るい時間帯に見ることの貨物列車は朝の2088レ、夕方の6082レ、2071レの3本である。
上越線も新幹線開業後は次第に精彩を失い、長距離は新幹線、物流は隣接する関越自動車道、国道17号に主流が転移して久しい。但し関東と北陸、羽越を結ぶ最短路の幹線としての重責はまだ消えていない。
新緑が映える山塊を背に高速で走る貨物列車に上越線の意地と誇りを感じた。
弥彦線と信越本線が交わる小さな公園の桜・・・
無名地ゆえ人ごみになることのない場所。近所の家族連れがのんびりと桜を眺めていた。この日の午後夏日になり一気に満開になった。
115系も消え国鉄時代の車両たちを見かけることはなくなったが今のメンバーもいつまであるというわけではない。
仕事帰りのささやかな楽しみが上越線貨物列車である。
焼島~隅田川間の運転(土、日、祝は運休 但し運転することもある)
6082レが通過すると進行方向彼方から下り2071レが
EH200-6牽引の2071レ 上越線貨物列車ではわずか1往復の北陸方面の列車。
隅田川~富山貨物の運転
化学薬品のコンテナが目立つ。
いっとき復活した上越線の日中の貨物列車も今は朝と夕方みられるのみ。機関車はEH200の独断場となっている。
誰もいない場所でいつものメンバー。
ちまたは戦乱やコロナウイルスとそれに伴う経済の混乱。憂鬱な話題ばかりだが快晴の屋外で定刻通りやってくる列車たちを眺め平和を感じる。
雪が消えて農家は田植の準備に大忙し。あぜが塗られて田起こしが行われ、代搔きと苗の準備が進む・・・・
5月の連休には田植えが始まるのでそこに照準を合わせて作業が進んでゆく。
EH200牽引の貨物列車は早朝の2088レと夕方の6082レの2本。日中は見かけないEH200であるが当地に姿を見せるようになってすでに11年が経過している。
キヤE195も今は引退した配給電車を思わせる外観がどこか郷愁をそそる。春になり行きも消えてこれらの姿を見る機会も増える。
近くの水田ではあぜが塗られトラクタが耕す光景が。春本番に動き出す。