2018年8月21日火曜日

横川に昭和の記憶を訪ねて

2018年8月13日 高崎でSLみなかみ号を見た後は横川に。お目当ては国鉄時代の車両たちの探訪である。
安中駅近くの東邦亜鉛の工場 信越本線沿線には多数の化学工場があるがそのうちの一つ。同じ信越本線でも新潟県県央では化学工場は無い。もし「工場の祭典=こうばのさいてん」に化学系、鉱業系があれば「光場=こうば・・・この場合化学工場の夜間の姿に思いを寄せ光りで彩られ白煙を夜空く噴き上げる光景 鉱場=こうば 単純に鉱山などの併設工場にちなむ」も話題になっていたことだろう。新潟県央は完成品=ハウスウェア、工具 利器、暖房器具などの産地である 。燕三条の「工場の祭典」は10月7~8日開催で新潟~東三条~吉田間に快速「工場の祭典」号が運転される。

安中駅 トキ25000型貨車。 安中貨物限定。高速車扱い貨車である。 さてターミナルではない駅の構内に貨車がいる姿も今は貴重。
福島臨海小名浜~常磐線、東北本線経由で安中に来る貴重な貨物が運転されている。

安中を出ると山間の風情が。終点の横川。ここはかつて碓氷峠の入り口ですべての列車に補助機関車EF63を連結または切り離す駅として名をはせていた。1997年10月1日に長野新幹線=北陸新幹線(高崎~長野間)開業により使命を終えて終着駅となった。
乗客の一部が連絡バスに乗って軽井沢に向かっていった。
碓氷峠鉄道文化むらにてEF6254 晩年の姿。信越本線の高崎~直江津間で使われていた。
EF6310 碓氷峠の補助機関車 「ロクサン」 信越本線横川~軽井沢間を走るすべての列車に連結され下り連写は推進、上り列車は牽引の役割を担った。
アプト式時代の主力ED42 準鉄道記念物。
EF6312 機関車の運転体験 奥には僚友のEF6324とEF6325も待機。

碓氷峠はここからしばらくは25‰であるが丸山変電所のレンガ他の建物を過ぎたあたりから66.7‰の急こう配となり信越本線の輸送のネックとなっていた。

北陸新幹線での移動が当たり前となった今そんな時代の記憶も遠くになりつつある。