かつてお盆の頃は帰省客のための列車が多数増発されていたがそれは過去のものとなった。
普段通りの時間が過ぎていくだけ。特急「しらゆき」も乗客は少ない。かつて多数運転されていた特急も首都圏と北陸の輸送を担うためのものにすぎずそれが北陸新幹線へ移行してしまい日本海縦貫線は貨物列車の路線となった。その貨物列車も決して多い本数ではない。
それでも鉄道が走っていることは非常にありがたく感じる。何かを望むのではなく常に感謝をしつつ乗ったり眺めることになる。 鉄道は今後地方路線は縮小していくことは確実である。もはや公共交通が生き残れるのは大都市圏だけになると考えられる。
夕方のNHKのニュース番組で新潟県内の鉄道旅が再放送されていた。
羽越本線、越後線(吉田~柏崎間)、大糸線(糸魚川~平岩間)いずれものどかなローカル線であり1両から2両の短編成が行き交うだけ。女性キャスターと沿線住民が触れ合う光景は楽しそうに見えるがこれら路線は経営実態はもはや予断を許さない現状が映し出されていた。
盆だからと言って会食をすることもなくなった。普段通りのルーティーンで生活するだけ。
お盆参りに来た客も仏前に手を合わせると短い歓談をし次の家に向かう・・・
静かな時を過ごす盆であった。(さすがに最後の客が帰った後は疲れが出てきた)
盆最終日はこづゆを温めて食べた。会津地方の料理で国道49号線の福島県内の道の駅で買ったもの。
商品の 包装の写真はのっぺに似ているみたいだが当地の「のっぺ」とは異なった味わいだった。