鳥栖15時34分発長崎20時17分着
かつて準急型1等車キロ25の格下げ車キハ26400番代を通勤仕様としたもの。旧型国電クハ47のように全ロングシートであった。車体は朱色5号1色。長崎機関区配置。
履歴はキロ2540として1960年4月18日帝国車輛で落成し北海道の苗場機関区に配置。車内は回転式クロスシートで電車のサロ110など同様だった。
普通車に格下げされキハ26440に なるがその時点での配置は美濃太田機関区。1968年7月23日のこと。改造は名古屋工場。1976年6月30日小倉工場で通勤仕様の改造がされ、筑肥線の運用のため東唐津配置その後長崎機関区に転属し1983年10月30日廃車となっている。
この車両を見かけたときには朱色1色で優等車両の面影は窓の配列だけ車内ロングシートとあれた雰囲気が漂い近づく気にもならずにさっさとその場を立ち去った記憶がある。
当時の配置表によると長崎機関区には606~613と615、616と10両も配置があった。この改造はキハ26400番代だけ行われそれ以外はされなかった。また九州のみで行われたのみ。
優等車両格下げ車の通勤仕様変更は珍しいことではなく客車では旧1等車のオールロングシート改造のオハ41型が多数存在していた。